YDC19 ダンスクロス  ナッシュ『セル』

クランプ(krump)※を題材にしたデヴィッド・ラシャペル監督のドキュメンタリー映画『RIZE-ライズ-』との衝撃的な出会いを機にリヨンやパリのストリートでクランプを学び、キャリアをスタート。コンテンポラリーダンスの振付家エディ・マーレムの代表作に出演するなど、他ジャンルと対峙しながら発展させた表現で世界の注目を集める。
2018年には京都のヴィラ九条山に滞在し、麿赤児など第一線で活躍するアーティストとの交流によって、自身のプロジェクトにおけるテーマを深めた。作品づくりについてナッシュは、「心の中の光と影の領域を探究し、両性具有的な曖昧な身体と戯れること。つまり一つの体の中で、二つの存在が対話することである」と話す。それはあらゆるクランプアーティストと同様、ナッシュとは彼女自身であり、彼女の分身、つまり人格を持ったもう一人の人物であるからだ。
処女作となる『セル』は、舞台の壁面にクローズアップされた絡み合う身体の映像が投影される。人種差別に端を発するロサンゼルス暴動への応答として、2000年代に生まれたクランプ。ナッシュは先達のアーティストたちへのリスペクトを込めながら、同時に過去から解放された、自分自身のクランプを提示する。

※クランプ(krump)は、全身を大きく使った、パワフルで威嚇するような動きを特徴としたダンス。ストンプ(足を踏み付ける)・チェストポップ(胸を突き出す)・アームスイング(腕を振り下ろす)の3つの動きを基本とし、戦うことなく、エネルギッシュに感情、創造力、自分のライフスタイルや生き様を表現する。

http://yokohama-dance-collection.jp/ydc2019/program/program06/
公演名
YDC19 ダンスクロス  ナッシュ『セル』
カンパニー
公演日
2019 年 02/15 - 02/17
場所
横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
公式URL
http://yokohama-dance-collection.jp/ydc2019/program/program06/
クレジット
振付・出演・テキスト・イメージ:ナッシュ
舞台美術・照明デザイン:エマニュエル・テュソール
技術監督・サウンドデザイン:エマニュエル・テュソール
製作:Nach Van Van Dance Company
制作:MANAKIN(ロラン・ボワイエ&レスリー・ペラン)
撮影クレジット
撮影:須藤崇規
   樋口勇輝
   三上亮
編集:樋口勇輝
監督:須藤崇規
映像公開
非公開
映像公開URL
メディア
データ

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