2021年12月、YDCコンペティションII(25歳以下部門)で最優秀新人賞を受けた浅川奏瑛の最新作。受賞した『O ku』は、第二次世界大戦の特攻という難しい主題を選びながらも、紙という平凡なオブジェに多様な意味を与えた舞台美術、劇的な照明の効果、台詞を語るかのように雄弁な身体を巧みに組み合わせてストーリーを紡いで観客を引き込み、静かな余韻を残すソロダンスだった。
幼少から新体操を学び、大学から本格的にダンスに進んだ浅川の踊りは、新体操出身ならではの正確な動きと、硬質かつ軽やかな身体性が際立っている。この強い身体と、生命の儚さ、宿命付けられた死への怖れ、人間の有限性や生死の円環のテーマとのコントラストが、浅川の創作を独自なものにしている。「独自の死生観をもとに、現代社会の光と闇を描く」という浅川の新作は、自ら振付と美術デザインを担当し、出演する男女のトリオ作品。今、見ておきたい振付家のひとりだ。https://yokohama-dance-collection.jp/ydc2022/program/program06/




- 公演名
- YDC22 浅川奏瑛 『帰り道をなくして、この足』
- カンパニー
- 公演日
- 2022 年 12/10 - 12/11
- 場所
- 横浜にぎわい座 のげシャーレ
- 公式URL
- https://yokohama-dance-collection.jp/ydc2022/program/program06/
- クレジット
- 振付:浅川奏瑛
出演:浅川奏瑛
伊藤奨
鈴木梨音
音響:相川貴
照明:久津美太地
アシスタント:荒木美結

