マームとジプシー『てんとてんを、むすぶせん。からなる、立体。そのなかに、つまっている、いくつもの。ことなった、世界。および、ひかりについて。』

いま、横浜で観たいもの…

マームとジプシー&木ノ下歌舞伎。坂あがりスカラシップ卒業生が、坂の下の劇場に連続登場いたします。

https://kyunasaka.jp/archives/849

ここまで、この場所で。つくってきました。三月から、まいにち。ここにつくりにきていました。つくっていて、いろいろな。たとえば、ひとと関わって、摩擦したのちに。気づかされること。そして、そのあとに。じぶんとは、みたいなとこに返ってきて、苦しんで。なんらか、じゃあじぶんとは、なにを。なにを、したいの。みたいなことに意識が向いて、錬磨する。そんな作業ってのは、じつは。むかしっから、していたし。あたらしいものが、そういった。幾多の苦難を経て。うまれる瞬間なんてのは、いままで何度もみつめてきたつもりでいたのだけれど。今回は、この場所から。一歩も動かずにいたから。だから、なのか。すこし、やっぱり。いつもどおりとは、ちがっていたような気がしてならない。

相も変わらず。記憶をみつめていた、わけだけれど。同時に。いろんな時間を生きてきたことに。ようやく、実感として。解ってきたような。そんなことが、アタマの片隅に。にょきっと。現れつつあるのを。なんだか最近は、その存在感に対して。冷静になりつつある。だから、ぼくとして。初めて書くかもしれないことを。ここに記しておこうと。いまはおもえている。

現在を、生きている。

過去に。記憶に。生きてきた。いままで。だから繰り返してきた。その、器官。そのものにしか。自分の居場所はないと、おもってきた。でも、どうやら。それは、現在に繋がる道の。途中。だったようだ。現在が、みえてきた。そして、もしかしたら。現在に。生きているのかもしれない。とすら。おもえてきた。これは、今回。おおくのひとに、見守られた。この日々があったから。探し出すことができたこと。だとおもえている。

演劇を始めた、あの頃。子どもの頃よりも。だいぶ。年を重ねたのかもしれない。あの町をでてから。そういや、結構。時間経ったな。でも、まだ。あの頃と、おんなじように。現在。みること。きくこと。いうこと。感じることに。興奮している。

ここで、できたものを。羽ばたかせて。まだまだやっていく。作品はこの場所をでていく。町をでるときの、あの感じに。なんとなく。そっくりなようだ。
2013.4.24 藤田貴大

http://mum-gypsy.com/wp-mum/archives/works/dots2013
公演名
急な坂スタジオ プロデュース 十六夜吉田町スタジオ連続公演 マームとジプシー『てんとてんを、むすぶせん。からなる、立体。そのなかに、つまっている、いくつもの。ことなった、世界。および、ひかりについて。』
カンパニー
マームとジプシー
公演日
2013 年 4/26 - 5/1
場所
十六夜吉田町スタジオ
公式URL
http://mum-gypsy.com/wp-mum/archives/works/dots2013
クレジット
出演:
荻原 綾 尾野島慎太朗 波佐谷聡
成田亜佑美 召田実子 吉田聡子

スタッフ
作・演出:藤田貴大
舞台監督:熊木 進
照明:吉成陽子 富山貴之(神奈川公演)
南 香織(イタリア公演、チリ公演)
音響:角田里枝
映像:召田実子
ツアーマネージャー:植松侑子
制作:林 香菜
主催:[神奈川公演]急な坂スタジオ
撮影クレジット
撮影:安西剛、須藤崇規、三上亮
監督:編集:須藤崇規
映像公開
非公開
映像公開URL
メディア
DVD, データ

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